独自の構造と使用方法

ティファール 圧力鍋 4.5L IH対応 2~4人用 ワンタッチ開閉 10年保証

 

圧力鍋は一般的に調圧弁と安全弁という2種類の弁を備えています。調圧弁は、小さな穴が開いたパイプなどで、その上に錘が載せられた構造のものが多くなっています。鍋の圧力が高くなると蒸気が錘を押し上げるので、蒸気が逃げるという仕組みで、錘の重さと蒸気圧のバランス関係によって圧力が一定に保たれます。

 

内圧は食材や調理法に応じて複数の選択できるよう、いろいろな重さの錘が用意されている圧力鍋も多くなっています。主に蓋に取り付けられているのが安全弁ですが、これは内部の圧力が安全領域を超した時に蒸気を逃がして鍋の爆発破裂事故を防ぐために設定されています。鍋の内圧は調圧弁で調整しますが、万が一その働きが悪くなって内圧が危険領域に近づくケースを想定して作動するので、作動圧力は調圧弁より高くなっています。

 

多くの場合、蒸気の圧力で錘の付いたストッパーが押し上げられ、圧力を逃がします。その他には低融点合金の栓で穴を固くふさいだ、予備の圧力開放機構が付属しています。これは内部の温度(圧力)が高くなり過ぎると、金属の栓が溶けて圧力を開放する狙いになっています。

 

圧力鍋での調理は基本的に、加熱、加圧、蒸らし、減圧という4つの段階があります。加熱して圧力調整用の錘が蒸気で動き始めるまでが加熱時間、やや火力を絞って圧力をかけ続けるのが加圧時間、加熱を終えて放置するのが蒸らし時間、と呼んでいます。そして最後が圧力調整弁の錘を外して圧力を逃がす減圧作業となります。通常これらはキッチンタイマーなどで時間を計りながら調理することになります。